SQL 文の準備と実行を行います。
PHP 変数の内容を SQL 文に組み込みたい場合は、この関数を使用すると 典型的なセキュリティ上の問題を引き起こしかねないことを知っておきましょう。 db2_prepare() をコールして入力パラメータつきの SQL 文を準備することを検討してください。その後で db2_execute() をコールして入力値を渡すことで、 SQL インジェクション攻撃を避けることができます。
同じ SQL 文にさまざまなパラメータを指定して何度も発行する場合は、 db2_prepare() および db2_execute() の使用を検討してください。 これにより、データベースサーバが実行計画を再利用することができて データベースアクセスの効率が向上します。
db2_connect() あるいは db2_pconnect() が返した有効なデータベース接続リソース。
SQL 文。パラメータマーカを含めることはできません。
文のオプションを含む連想配列。 データベースサーバがその機能をサポートしている場合に、 このパラメータを使用してスクロール可能なカーソルの使用を 要求することができます。
DB2_FORWARD_ONLY を渡すと、 この SQL 文で前進のみのカーソルを使用することを要求します。 これはデフォルトのカーソル型であり、すべてのデータベースサーバで サポートされています。また、スクロール可能なカーソルに比べて 非常に高速になります。
DB2_SCROLLABLE を渡すと、 この SQL 文でスクロール可能なカーソルを使用することを要求します。 このカーソル型を使用すると、データベースサーバから 行の並び順を気にせずにデータを取得できるようになります。 しかし、この型は DB2 サーバでしかサポートされておらず、 前進のみのカーソルに比べて非常に低速です。
例 2. スクロール可能なカーソルでの SELECT 文の実行 以下の例では、db2_exec() で発行された SQL 文にスクロール可能なカーソルを要求する方法を説明します。
上の例の出力は以下となります。
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例 3. XML データを SQL の結果セットとして返す 次の例は、XML カラムに格納されたデータの扱い方を、SAMPLE データベースを用いて説明するものです。ごく単純な SQL/XML を使用して、この例では XML ドキュメントのいくつかのノードを みなさんおなじみの SQL 結果セット形式で返します。
上の例の出力は以下となります。
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例 4. XML データの "JOIN" 次の例は、SAMPLE データベースの 2 つの異なる XML カラムに格納されたドキュメントを使用します。 まず、2 つの異なるカラムの XML ドキュメントをもとにして 2 つのテンポラリテーブルを作成します。 そして特定の顧客の配送情報を SQL 結果セットで返します。
上の例の出力は以下となります。
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例 5. 大きな XML ドキュメントの一部を SQL データとして返す 次の例は、SAMPLE データベースのドキュメント PRODUCT.DESCRIPTION の一部を使用します。これは、商品の説明 (XML データ) および価格情報 (SQL データ) を含む XML ドキュメントを返します。
上の例の出力は以下となります。
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