成功時に Ingres リンクリソース、失敗した際に FALSE を返します。
ingres_connect() は、 database 、そしてその後に続く [node_id::]dbname[/svr_class] 構文により 指定された Ingres データベースへの接続をオープンします。
いくつかのパラメータが欠けている場合、 ingres_connect() は、 ingres.default_database、 ingres.default_user、 ingres.default_password に関して php.ini の値を使用します。
接続は、スクリプトの実行終了時または、このリンクについて ingres_close() がコールされた場合に クローズされます。
他の全ての Ingres 関数は、デフォルトで直近にオープンされたリンクを 使用します。このため、複数のリンクを同時に使用したい場合には、 返された値を保存しておく必要があります。
ingres_connect() のオプション
オプション名 | 説明 |
---|---|
date_century_boundary | 2桁で指定した年を、今世紀と判断するか来世紀と判断するかの閾値。 II_DATE_CENTURY_BOUNDARY と同等です。 |
group | ユーザのグループ ID を指定します。'-G' フラグと同等です。 |
role | アプリケーションのロール ID。ロールのパスワードが必要な場合は、 このパラメータは "role/password" 形式で指定する必要があります。 |
effective_user | 使用する ingres ユーザアカウント。'-u' フラグと同等です。 |
dbms_password | ユーザが Ingres に接続する際に使用する、内部データベースのパスワード。 |
table_structure | 新規テーブルのデフォルトの構造。以下のいずれかが指定可能です。
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index_structure | 新規セカンダリインデックスのデフォルトの構造。以下のいずれかが指定可能です。
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login_local | 対象データベースの文字列に VNODE が含まれていた場合に ユーザ ID とパスワードをどのように使用して接続するかを指定します。 TRUE に設定すると、ユーザ ID とパスワードで VNODE にローカルアクセスし、 VNODE のログイン情報を使用してデータベースとの接続を確立します。 FALSE に設定すると、プロセスのユーザ ID を使用して VNODE にアクセスし、 接続用のユーザ ID とパスワードを VNODE のログイン情報の代わりに使用して データベースとの接続を確立します。対象データベースの文字列に VNODE が含まれていない場合は、このパラメータは無視されます。 デフォルトは FALSE です。 |
timezone | このセッションのタイムゾーンを設定します。設定しなかった場合は II_TIMEZONE_NAME の値が使用されます。II_TIMEZONE_NAME も設定されていない場合は、NA-PACIFIC (GMT-8 に夏時間を適用) が用いられます。 |
date_format |
Ingres の日付として指定可能な入出力書式を設定します。
デフォルトは II_DATE_FORMAT で指定された値です。II_DATE_FORMAT
が設定されていない場合は、デフォルトは US の日付フォーマット、すなわち
mm/dd/yy となります。以下のいずれかが使用可能です。
|
decimal_separator | 小数点を表す文字。 |
money_lort | 通貨記号を先頭あるいは末尾のどちらにつけるか。以下のいずれかが使用可能です。
|
money_sign | MONEY データ型で使用する通貨記号。 |
money_precision | MONEY データ型の精度。 |
float4_precision | FLOAT4 データ型の精度。 |
float8_precision | FLOAT8 データの精度。 |
blob_segment_length | BLOB/CLOB データを読み込む際に、一度に取得するデータのバイト数。 明示的に指定しなかった場合、デフォルトは 4096 バイトです。 |
ingres_pconnect() および ingres_close() も参照ください。