oci_pconnect() は、Oracle サーバへの持続的接続を生成し、ログオンします。 持続的接続はキャッシュされ、リクエスト間で再利用されることで、 各ページロードのオーバーヘッドを軽減します。 典型的な PHP アプリケーションでは、Apache の子プロセス (もしくは PHP FastCGI/CGI プロセス) ごとに Oracle サーバに対してオープンされた単一の持続的接続を有します。 より詳細な情報については、持続的データベース接続 のセクションを参照してください。
注意: OCI8 拡張モジュールのバージョン 1.1 から、持続的 Oracle 接続の生存時間と最大数が次の設定値を設定することで調整可能になりました: oci8.persistent_timeout, oci8.ping_interval, oci8.max_persistent 。
オプションの3番目のパラメータには、ローカル Oracle インスタンスの名前か tnsnames.ora における接続先のエントリ名を指定することができます。 3番目のパラメータが指定されない場合、 PHP は接続先のデータベースを決定するために環境変数 ORACLE_SID (Oracle インスタンス) または TWO_TASK (tnsnames.ora) を使用します。
パラメータ session_mode はバージョン 1.1 からり用可能で、次の値を受け付けます: OCI_DEFAULT, OCI_SYSOPER, OCI_SYSDBA 。 OCI_SYSOPER もしくは OCI_SYSDBA のいずれかが指定された場合、 oci_connect() は外部の信用を利用して 権限付きの接続を確立しようとします。 デフォルトでは権限付きの接続は無効です。有効にするためには、oci8.privileged_connect をオンにしてください。
注意: もし PHP を Oracle Instant Client と併用している場合、 次に解説されている簡単な接続ネーミングメソッドを使用することができます: http://download-west.oracle.com/docs/cd/B12037_01/network.101/b10775/naming.htm#i498306 。 基本的にデータベース名として "//db_host[:port]/database_name" を指定できることを意味します。しかし、 古いネーミング方法を使用したい場合、ORACLE_HOME もしくは TNS_ADMIN のいずれかを設定 しなければなりません。
Oracle サーバのバージョン 9.2 以降を使用している場合、新規接続を確立する際に charset パラメータを指定することができます。 Oracleサーバ < 9.2 を使用している場合、このパラメータは無視され、 かわりに環境変数 NLS_LANG が使用されます。
oci_pconnect() は接続 ID を返し、 エラーが発生した場合は FALSE を返します。
注意: PHP バージョン 5.0.0 以前では、代わりに ociplogon() を使用しなければなりません。 まだこの名前を使用することができ、下位互換性のため oci_pconnect() への別名として残されていますが、 推奨されません。
oci_connect(), oci_new_connect() も参照ください。