preg_replace_callback
(PHP 4 >= 4.0.5, PHP 5)
preg_replace_callback --
正規表現検索を行い、コールバック関数を使用して置換を行う
説明
mixed
preg_replace_callback ( mixed pattern, callback callback, mixed subject [, int limit [, int &count]] )
この関数の動作は、ほぼ preg_replace() と同じですが、
replacement の代わりに
callback を指定するところが異なります。
このコールバック関数は、検索対象文字列でマッチした要素の配列が指定されて
コールされます。このコールバック関数は、置換後の文字列を返す必要があります。
その他のパラメータについては preg_replace()
を参照ください。
例 1. preg_replace_callback() の例
<?php // このテキストは 2002 に使われていたものなのですが、 // これを 2003 年対応の日付に変更したいのです $text = "エイプリルフールの日付は 04/01/2002 です\n"; $text.= "この前のクリスマスの日付は 12/24/2001 でした\n"; // コールバック関数 function next_year($matches) { // 通常は、$matches[0] がマッチした全体を表します。 // $matches[1] は、マッチした中で、パターン内の最初の '(...)' // にあてはまる部分を表します。それ以降も同様です。 return $matches[1].($matches[2]+1); }
echo preg_replace_callback( "|(\d{2}/\d{2}/)(\d{4})|", "next_year", $text);
// 結果はこうなります。 // エイプリルフールの日付は 04/01/2003 です // この前のクリスマスの日付は 12/24/2002 でした ?>
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しばしば、1カ所だけで
preg_replace_callback()用の
callback関数が必要となることがあります。
この場合、create_function()を使用して、
preg_replace_callback() をコールする際
に使用するコールバック関数として匿名の関数を宣言することができます。
このようにすることにより、コールに関するすべての情報を 1 ヶ所に集め、
他の場所で使用されないコールバック関数名で関数の名前空間を
汚染しないようにすることができます。
例 2.
preg_replace_callback() と
create_function()
<?php /* Unix 方式のコマンドラインフィルタです。 * 段落の冒頭の大文字を、小文字に変換します。*/ $fp = fopen("php://stdin", "r") or die("標準入力から読み込めません"); while (!feof($fp)) { $line = fgets($fp); $line = preg_replace_callback( '|<p>\s*\w|', create_function( // ここでは単一引用符の使用が不可欠です。 // そうでない場合は、$ をすべて \$ とエスケープします。 '$matches', 'return strtolower($matches[0]);' ), $line ); echo $line; } fclose($fp); ?>
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例 3.
カプセル化された BB code を処理するための、
preg_replace_callback() での再帰構造の使用
<?php $input = "通常の位置 [indent] 字下げ [indent] もっと字下げ [/indent] 字下げ [/indent] 通常の位置";
function parseTagsRecursive($input) { $regex = '#\[indent]((?:[^[]|\[(?!/?indent])|(?R))+)\[/indent]#';
if (is_array($input)) { $input = '<div style="margin-left: 10px">'.$input[1].'</div>'; }
return preg_replace_callback($regex, 'parseTagsRecursive', $input); }
$output = parseTagsRecursive($input);
echo $output; ?>
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注意:
count 引数は PHP 5.1.0 以降で使用可能です。
preg_replace(),
create_function(),
そして callback 型に関する情報 も参照してください。