指定した timestamp または timestamp が指定されていない場合に現在のローカル時間を用いて、 指定したフォーマット文字列に基づき文字列をフォーマットして返します。 月および曜日の名前、およびその他の言語依存の文字列は、 setlocale() で設定された現在のロケールを尊重して表示されます。
使用する C ライブラリで、すべての変換指定子がサポートされているとは限りません。 そのような場合、該当する変換指定子は PHP の strftime() ではサポートされません。 また、全てのプラットフォームが負のタイムスタンプをサポートしているわけではないため、 Unix Epoch (1970 年 1 月 1 日)以前の日付を扱えないかもしれません。 つまり、Windows や一部の Linux ディストリビューション、そしてその他のごく一部の オペレーティングシステム上では %e、%T、%R および %D (あるいはこれ以外も) が Jan 1, 1970 より前の日付について動作しないということです。 Windwos システム上でサポートされる変換指定子の概要については、 MSDN のウェブサイト に掲載されています。
次の変換指定子は、フォーマット文字列として認識されます。
%a - 現在のロケールに基づく短縮された曜日の名前
%A - 現在のロケールに基づく完全な曜日の名前
%b - 現在のロケールに基づく短縮された月の名前
%B - 現在のロケールに基づく完全な月の名前
%c - 現在のロケールに基づく適当な日付と時間の表現
%C - 世紀 (年を 100 で割り、整数に丸めたもの。00 から 99)
%d - 日付を 10 進数で (01 から 31)。
%D - %m/%d/%y と同じ
%e - 月単位の日付を 10 進数で表したもの。日付が 1 桁の場合は、 前に空白を一つ付けます (' 1' から '31')。
%g - 世紀以外は %G と同じ。
%G - ISO 週番号 (%V を参照) に対応する 4 桁の年。 これは ISO 週番号が前年もしくは次年に属するかによって使用される年が 異なる事を除き %Y と同じフォーマットと値です。
%h - %bと同じ。
%H - 時間を 24 時間表示の 10 進数で (00 から 23 まで)。
%I - 時間を 12 時間表示の 10 進数で (01 から 12 まで)。
%j - 年間での日付を 10 進数で表現 (001 から 366)。
%m - 月を 10 進数で表現 (01 から 12)。
%M - 分を 10 進数で表現。
%n - 改行文字。
%p - 指定した時間により `am' または `pm'、 または現在のロケールの、それに対応する文字列。
%r - a.m. および p.m. 表記で表した時間。
%R - 24 時間表記で表した時間。
%S - 秒を 10 進数で表現。
%t - タブ文字。
%T - 現在の時間。%H:%M:%S に等しい。
%u - 10 進数表記の曜日。1 から 7 の範囲で表し、1 が月曜日。
警告 |
Sun Solaris では日曜日を 1 と表しているようですが、 ISO 9889:1999 (現在の C 言語の標準規格) では「1 は月曜日」と明確に指定されています。 |
%U - 年間で何番目の週であるかを 10 進数で表現。 年間で最初の日曜を最初の週の最初の日として数えます。
%V - ISO 8601:1988 で規定された現在の年の週番号の 10 進数表現で、 01 から 53 までの範囲となります。1 は最初の週で、その週は現在の年に 最低 4 日はあります。週は月曜日から始まります (指定したタイムスタンプの週番号に対応する年を表すには、 %G あるいは %g をしてください)。
%W - 現在の年で何番目の週であるかを 10 進数で表現。 年間で最初の月曜を最初の週の最初の日として数えます。
%w - 曜日を 10 進数で表現。日曜は 0 になります。
%x - 時間を除いた日付を現在のロケールに基づき表現します。
%X - 日付を除いた時間を現在のロケールに基づき表現します。
%y - 世紀の部分を除いた年を10進数として表現 (00 から 99 までの範囲)。
%Y - 世紀を含む年を 10 進数で表現。
%Z あるいは %z - タイムゾーンまたはその名前または短縮形。
%% - 文字リテラル`%'。
オプションのパラメータ timestamp は、 integer 型の Unix タイムスタンプです。 timestamp が指定されなかった場合のデフォルト値は、 現在の時刻です。言い換えると、デフォルトは time() の返り値となります。
すべての日付/時刻関数は、 有効なタイムゾーンが設定されていない場合に E_NOTICE を発生させます。また、システム設定のタイムゾーンあるいは環境変数 TZ を使用した場合には E_STRICT を発生させます。 date_default_timezone_set() も参照ください。
この例は、それぞれのロケールがシステムにインストールされている場合にのみ動作します。