Sybase-DB サポートを有効にするには、PHP の configure で --with-sybase[=DIR] を指定して ください。DIR は Sybase のホームディレクトリで、デフォルトは /home/sybase です。 Sybase-CT サポートを有効にするには、PHP の configure で --with-sybase-ct[=DIR] を指定して ください。DIR は Sybase のホームディレクトリで、デフォルトは /home/sybase です。
php.ini の設定により動作が変化します。
表 1. Sybase 設定オプション
名前 | デフォルト | 変更の可否 | 変更履歴 |
---|---|---|---|
sybase.allow_persistent | "1" | PHP_INI_ALL | PHP <= 4.0.2 では PHP_INI_ALL、PHP <= 4.0.3 では PHP_INI_SYSTEM。 |
sybase.max_persistent | "-1" | PHP_INI_ALL | PHP <= 4.0.2 では PHP_INI_ALL、PHP <= 4.0.3 では PHP_INI_SYSTEM。 |
sybase.max_links | "-1" | PHP_INI_ALL | PHP <= 4.0.2 では PHP_INI_ALL、PHP <= 4.0.3 では PHP_INI_SYSTEM。 |
sybase.interface_file | "/usr/sybase/interfaces" | PHP_INI_SYSTEM | |
sybase.min_error_severity | "10" | PHP_INI_ALL | |
sybase.min_message_severity | "10" | PHP_INI_ALL | |
sybase.compatability_mode | "0" | PHP_INI_ALL | |
magic_quotes_sybase | "0" | PHP_INI_ALL |
以下に設定ディレクティブに関する 簡単な説明を示します。
持続的な Sybase 接続を使用可能とするかどうか。
プロセス毎の持続的な Sybase 接続の最大数。-1 は制限無しを意味します。
プロセス毎の持続的接続を含む Sybase 接続の最大数。 ー1 は制限無しを意味します。
出力するエラーの重要度の下限。
出力するエラーの重要度の下限。
PHP 3.0の古いバージョンとの互換モード。onの場合、結果を 文字列データとして処理する代わりにPHPが自動的にSybaseの型に基づ き結果の型を決めるようにします。この互換モードがサポートされ続け ることはおそらくないため、自分のコードに必要な変更を行い、このオ プションをoffにしてください。
magic_quotes_sybaseがonの場合、 magic_quotes_gpc またはmagic_quotes_runtime が有効の時にシングルクオートはバックスラッシュではなくシングルク オートでエスケープされます。
注意: magic_quotes_sybaseがONの時に、 magic_quotes_gpcの設定を完全に上書きする ことに注意してください。この場合、たとえ magic_quotes_gpcが有効の場合でも ダブルクオートもバックスラッシュもNULもエスケープされません。
表 2. Sybase-CT configuration options
名前 | デフォルト | 変更の可否 | 変更履歴 |
---|---|---|---|
sybct.allow_persistent | "1" | PHP_INI_SYSTEM | PHP <= 4.0.2 では PHP_INI_ALL、PHP 4.0.2 以降で使用可能です。 |
sybct.max_persistent | "-1" | PHP_INI_SYSTEM | PHP <= 4.0.2 では PHP_INI_ALL、PHP 4.0.2 以降で使用可能です。 |
sybct.max_links | "-1" | PHP_INI_SYSTEM | PHP <= 4.0.2 では PHP_INI_ALL、PHP 4.0.2 以降で使用可能です。 |
sybct.min_server_severity | "10" | PHP_INI_ALL | PHP 4.0.2 以降で使用可能です。 |
sybct.min_client_severity | "10" | PHP_INI_ALL | PHP 4.0.2 以降で使用可能です。 |
sybct.hostname | NULL | PHP_INI_ALL | PHP 4.0.2 以降で使用可能です。 |
sybct.deadlock_retry_count | "0" | PHP_INI_ALL | PHP 4.3.0 以降で使用可能です。 |
以下に設定ディレクティブに関する 簡単な説明を示します。
持続的なSybase-CT接続を使用可能にするかどうか。 デフォルトは、onです。
プロセス毎の持続的なSybase接続の最大数。-1は制限無しを意味します。
プロセス毎の持続的接続を含むSybase-CT接続の最大数。 ー1は制限無しを意味します。
sybct.min_server_severity以上の重要度を有するサーバーメッセージ は警告を出力します。この値は、スクリプト内で sybase_min_server_severity()をコールすること により設定することも可能です。デフォルトは10で、 重要度がこの値以上の情報が出力されます。
sybct.min_client_severity以上の重要度を有する クライアントライブラリメッセージが警告として出力されます。 この値は、スクリプトで sybase_min_client_severity()をコールすること により設定することも可能です。デフォルトは10で、 出力を結果的に無効にしています。
接続の試みが失敗した場合に、成功するまで待ち続ける最大の秒数。 接続の試みがタイムアウトした際にもし max_exeution_time をこえていたら、 接続失敗の処理をする前にスクリプトが終了してしまうことに注意しましょう。 デフォルトは 1 分です。
select_db やクエリ操作が失敗した場合に、成功するまで待ち続ける秒数。 操作がタイムアウトした際にもし max_exeution_time をこえていたら、 接続失敗の処理をする前にスクリプトが終了してしまうことに注意しましょう。 デフォルトは無制限です。
sp_whoで表示するための接続を行うホスト名。デフォルトはありません。
デッドロックが発生した場合に何回目まで再試行するかを設定します。 デフォルトは -1 すなわち "永遠に" です。
PHP_INI_* 定数の詳細および定義については 付録G を参照してください。
定数は定義されていません。