nl_langinfo

(PHP 4 >= 4.1.0, PHP 5)

nl_langinfo --  言語及びロケール情報を検索する

説明

string nl_langinfo ( int item )

nl_langinfo() はロケールカテゴリの独立した要素にアクセスするために使用されます。 localeconv() と異なり、全ての要素を返します。 nl_langinfo() はいかなる特定要素も取得可能です。

もし item が有効でない場合、 FALSE が返されます。

item は要素の整数値、もしくは要素の定数名です。 以下は、使用される item に対する定数名と説明の一覧です。 これらの定数のいくつかは特定のロケールに対して未定義、 もしくは値がありません。

表 1. nl_langinfo 定数

定数説明
LC_TIME カテゴリの定数
ABDAY_(1-7)1 週間中の n 番目の曜日名の略式表記
DAY_(1-7)1 週間中の n 番目の曜日名 (DAY_1 = 日曜日)
ABMON_(1-12)n 番目の月の名前の略式表記
MON_(1-12)n 番目の月の名前前
AM_STR午前を表す文字列
PM_STR午後を表す文字列
D_T_FMTstrftime() で日時を表すためのフォーマット文字列として使用することが可能な文字列
D_FMTstrftime() で日付を表すためのフォーマット文字列として使用することが可能な文字列
T_FMTstrftime() で時刻を表すためのフォーマット文字列として使用することが可能な文字列
T_FMT_AMPMstrftime() でAM/PM付き 12 時間表記を表すためのフォーマット文字列として 使用することが可能な文字列
ERAロケール固有の元号付きフォーマット
ERA_YEARロケール固有の元号付きフォーマットでの年
ERA_D_T_FMTロケール固有の元号付きフォーマットでの日時 (strftime() で使用可能な文字列)
ERA_D_FMTロケール固有の元号付きフォーマットでの日付 (strftime() で使用可能な文字列)
ERA_T_FMTロケール固有の元号付きフォーマットでの時刻 (strftime() で使用可能な文字列)
LC_MONETARY カテゴリの定数
INT_CURR_SYMBOL国際通貨記号
CURRENCY_SYMBOL地域通貨記号
CRNCYSTRCURRENCY_SYMBOL と同じ値
MON_DECIMAL_POINT小数点文字
MON_THOUSANDS_SEP1000 単位桁区切り (3 桁ごとのグループ化) の区切り文字
MON_GROUPING'grouping' と同じ
POSITIVE_SIGN正値の表示に使用される記号
NEGATIVE_SIGN負値の表示に使用される記号
INT_FRAC_DIGITS国際的な方法で表現する際の小数点以下の桁数
FRAC_DIGITS地域的な方法で表現する際の小数点以下の桁数
P_CS_PRECEDESCURRENCY_SYMBOL の前に正値がある場合 1 を返す
P_SEP_BY_SPACECURRENCY_SYMBOL と正値がスペースで区切られる場合、 1 を返します
N_CS_PRECEDESCURRENCY_SYMBOL の前に負値がある場合 1 を返す
N_SEP_BY_SPACECURRENCY_SYMBOL と負値がスペースで区切られる場合、 1 を返します
P_SIGN_POSN

  • 量および通貨記号を括弧で括る場合、0 を返す

  • 量および通貨記号の前に符号文字列を置く場合、1 を返す

  • 量および通貨記号の後に符号文字列を置く場合、2 を返す

  • 通貨記号の直前に符号文字列を置く場合、3 を返す

  • 通貨記号の直後に符号文字列を置く場合、4 を返す

N_SIGN_POSN
LC_NUMERIC カテゴリの定数
DECIMAL_POINT小数点文字
RADIXCHARDECIMAL_POINT と同じ値
THOUSANDS_SEP1000 単位桁区切り (3 桁ごとのグループ化) の区切り文字
THOUSEPTHOUSANDS_SEP と同じ値
GROUPING 
LC_MESSAGES カテゴリの定数
YESEXPR'はい' の入力にマッチさせるための正規表現
NOEXPR'いいえ' の入力にマッチさせるための正規表現
YESSTR'はい' のための出力文字列
NOSTR'いいえ' のための出力文字列
LC_CTYPE カテゴリの定数
CODESET文字エンコーディング名の文字列を返す

注意: この関数は Windows 環境にはまだ実装されていません。

setlocale(), localeconv() も参照ください。